算数の教科書で習うたし算・ひき算・かけ算・わり算。

その計算方法はきほん的なものばかりです。

教科書の計算方法とは違う計算方法が「インド式計算」です。

「インド式計算」の計算方法を知ると

「こんな計算方法があるんだ！」と驚かれると思います。

教科書にある計算方法には「くふう」があまりありません。

たし算・ひき算・かけ算・わり算はそれぞれ

「この計算方法」というように決まったものばかりです。

その最大の特徴は「どんな計算でもできる」 ように考えられた計算方法です。

「インド式計算」の中でも特に面白いのがかけ算です。

100に近い数どうしのかけ算、十の位が同じで一の位の和が

10になるかけ算といった特別な場合の計算方法です。

そこにはあっという間に計算できる面白さがあります。

インド式計算─たし算・ひき算・かけ算・わり算─の特徴は

「ほんの少しのくふう」です。

少しのくふうだけで、暗算したくない と思う計算でも「やれそうだ」

と思うようになるのが不思議です。

本書に紹介するインド式計算をとおして、

計算をくふうする面白さを一人でも多くの読者の方に

知ってもらえたらうれしいです。

監修 サイエンスナビゲーター® 桜井進